―してはいけない。
今更なんだけど、ゼミでの発表も終わったので、11月分の、読書録。
①土岐健治(2015)『死海写本「最古の聖書」を読む』講談社学術文庫
カタカナコユウメイシ苦手人には、手に負えない。
するすると、頭から零れていく。
②ジェイムス・ジョイス 著、丸谷才一・永川玲二・高松雄一 訳(1996)『ユリシーズⅠ』集英社
二か月かかってやっと読了。
これも、「なに言ってんだ……」ってなった。
けど、Ⅱも読む。
脚注に圧倒されると思うけど、この脚注読むのも結構おもしろい。
③五十嵐泰正・開沼博 編(2015)『常磐線中心主義』河出書房新社
常磐線。
マイナー?だけど、読んでみるとなかなか魅力的な路線だと思う。
④幅允孝(2014)『本なんて読まなくたっていいのだけれど』晶文社
未知なる本を手にしてもらう機会をつくるため、本棚?ライブラリー?の製作を手掛ける「ブックディレクター」である著者。
記憶の外部保存装置が充実する程、生き字引のような人間は必要なくなると思われていた。けれど、実際に記憶の外部化がもたらしたものは、短絡的な答えばかりを瞬時に示す、入れ替え可能な主体ばかり(pp.14)
これこそが、今、本を読む意味なんだろうなと思う。
積読本がどんどんたまっていくけど、そのときおもしろそうと感じた本はなるべく残さず読みたい。