猫も杓子も。

わかりあえない、なんて知ってるわ。

ハンドルは転がる

2018年4月、読書録。

 

川勝平太2016『文明の海洋史観』中央公論新社

 

マルクス唯物史観、梅棹のせい大使館を受けて、両者の「陸地性」を批判。近代は、「海」=海洋アジアからの影響が東西へ波及し、極東-日本と極西-イギリスへたどり着き、閉/開という相反する態度によって生まれたという。

 

 

 

②岡地稔2018『あだ名で読む中世史――ヨーロッパ王侯貴族の名づけと家門意識をさかのぼる』八坂書房

 

完全に学術書。

 

巻末のあだ名リストは必見。

 

 

 

③末近浩太2018『イスラーム主義――もう一つの近代を構想する』岩波書店

 

イスラーム主義とは、「宗教としてのイスラームへの信仰を思想的基盤とし、公的領域におけるイスラーム的価値の実現を求める政治的イデオロギー」(pp.2)

 

中東は、西欧的国家とは異なる国家を模索し続けている。

 

そういう視点を持たないと、中東の歴史は理解ができないと思った。