腐ってしまえ。
つい先日、というかほんとに昨日。
パーマを初めて当てた。
そんなにくるんくるんじゃないけど、ちょっと当たってるかなて感じくらいで。
でもムース使うとすんごいくるんくるんする。
別人みたいで、鏡見て笑った。
*****
11月読書録。
①高野秀行・清水克行2015『世界の辺境とハードボイルド室町時代』集英社インターナショナル
カバー絵に魅かれて借りた。
なんか、甲冑着た武士がバイク乗り回している、絵巻物風のイラストだった。確か。
それどこ?ていうアフリカのソマリランドと、室町時代の「超時空比較文明論」。
②蓮實重彦2016『伯爵夫人』新潮社
元東大総長にして、この作品。
三島由紀夫賞受賞時のスピーチ?がわりと話題になっていた気がする。
ただの下ネタ小説ではない。
上品感出そうとしていて、でも見え隠れ、というか4割くらいお下劣感が出ちゃっている気がする。
〔…〕、まぎれもない偽物が、いつの間にか本物以上に本物らしく見えてしまう〔…〕 (pp.92)
西尾維新も、こんなこと言ってた気がする。
③崔実2016『ジニのパズル』講談社
二つの言語の間で必死に生き抜いた少女の革命(帯文)
そう、革命。
ジニのあふれ出るエネルギー。
ピースはそろった。
④池澤夏樹 編2016『石川淳・辻邦生・丸谷才一』河出書房新社
一番面白かったのは、丸谷の「横しぐれ」。
父が道後で出会ったあの男は、種田山頭火であったのかをめぐる文学史ミステリー。
仮説があっちに行ったり、こっちに行ったり。
最後は、父の話に急転直下。
これは、グレアム・グリーンの自伝に着想を得たものらしい。