猫も杓子も。

わかりあえない、なんて知ってるわ。

腐ってしまえ。

つい先日、というかほんとに昨日。

 

パーマを初めて当てた。

 

そんなにくるんくるんじゃないけど、ちょっと当たってるかなて感じくらいで。

 

でもムース使うとすんごいくるんくるんする。

 

別人みたいで、鏡見て笑った。

 

 

 

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11月読書録。

 

高野秀行・清水克行2015『世界の辺境とハードボイルド室町時代集英社インターナショナル

 

カバー絵に魅かれて借りた。

 

なんか、甲冑着た武士がバイク乗り回している、絵巻物風のイラストだった。確か。

 

それどこ?ていうアフリカのソマリランドと、室町時代の「超時空比較文明論」。

 

 

 

蓮實重彦2016『伯爵夫人』新潮社

 

元東大総長にして、この作品。

 

三島由紀夫賞受賞時のスピーチ?がわりと話題になっていた気がする。

 

ただの下ネタ小説ではない。

 

上品感出そうとしていて、でも見え隠れ、というか4割くらいお下劣感が出ちゃっている気がする。

 

〔…〕、まぎれもない偽物が、いつの間にか本物以上に本物らしく見えてしまう〔…〕 (pp.92)

 

西尾維新も、こんなこと言ってた気がする。

 

 

 

③崔実2016『ジニのパズル』講談社

 

二つの言語の間で必死に生き抜いた少女の革命(帯文) 

 

そう、革命。

 

ジニのあふれ出るエネルギー。

 

ピースはそろった。

 

 

 

池澤夏樹 編2016『石川淳辻邦生丸谷才一河出書房新社

 

一番面白かったのは、丸谷の「横しぐれ」。

 

父が道後で出会ったあの男は、種田山頭火であったのかをめぐる文学史ミステリー。

 

仮説があっちに行ったり、こっちに行ったり。

 

最後は、父の話に急転直下。

 

これは、グレアム・グリーンの自伝に着想を得たものらしい。