book
2018年4月、読書録。 ①川勝平太2016『文明の海洋史観』中央公論新社 マルクスの唯物史観、梅棹のせい大使館を受けて、両者の「陸地性」を批判。近代は、「海」=海洋アジアからの影響が東西へ波及し、極東-日本と極西-イギリスへたどり着き、閉/開という…
2018年2月、読書録。 ①ユヴァル・ノア・ハラリ 著、柴田裕之 訳2016『サピエンス全史(下)――文明の構造と人類の幸福』河出書房新社 上巻の方がのめり込むように読んでいた。 宗教の部分がよく飲み込めなかった感。 ②M.J.アドラー、C.V.ドーレン 著、外山滋…
6月読書録。 ①東浩紀2017『ゲンロン0 観光客の哲学』genron すごい。 ついった見てても反響がすごい。 読むべき。 ②栗原類2017『死してなお踊れ』河出書房新社 一遍上人の評伝。 「捨ててこそ」を貫き通した一遍。 生きざまがかっこよすぎる。 なめてました…
最近はめんどくさくて……、というか時間があまりなくてブログ全く書いていない。 今日は重い腰上げて5月分の読書録を書くよ。 ①恩田陸2016『蜜蜂と遠雷』幻冬舎 本屋大賞ですね。 あまり流行りには乗りたくはないんだけど。 音楽系の題材ということで買ってし…
はてなブログのスマホアプリで1回書いたんだけど。 消えちゃった。 なので、めんどくさくてちょっと適当。 ***** ①ラドヤード・キプリング 著、斎藤兆史 訳2007『少年キム』オンデマンド版、晶文社 聖河を探すチベットのラマ僧とキムが旅する話。 と言…
今日は、とても天気が良かった。 普段は出不精な私ですが、さすがにもったいないと思い、中之島公園を散歩してきた。 あそこ、結構綺麗でいいね。 気に入った。 ふらっと行って花を愛で、そして文庫本をベンチで読んで……。 想像しただけでよだれが出る。 す…
すごく、久しぶりに投稿。 3月入って、研修が始まったせいでPCを付けるのがなかなかにめんどくなってしまった。 ロンドンの記事(あと写真取り込んではっつけるだけ)とか、日本史論文解体(信長論の半分まで進めた)とか、ネタはあるんだけどね。 あと、卒…
2017年に入ってから、期間限定の楽団?に参加している。 練習期間はたったの2か月。 基本、1・2月の土日は練習日。 なので?最近あんまり本が読めていない。 ***** ①寺田幹太 編2016『草獅子』vol.1、双子のライオン堂 書店発の文芸誌。 第1号だからっ…
つい先日、というかほんとに昨日。 パーマを初めて当てた。 そんなにくるんくるんじゃないけど、ちょっと当たってるかなて感じくらいで。 でもムース使うとすんごいくるんくるんする。 別人みたいで、鏡見て笑った。 ***** 11月読書録。 ①高野秀行・清…
前回の記事のタイトル「あ。」はちょっと適当すぎた。 て、思ったけど。反省はしていない。 先週、ゼミの発表が終わった。 12月頭にもあるけど、それは本報告じゃないので、これでおしまい。 締め切りまであと一か月ちょい。 5000字くらい書いた。気がする。…
9月は、最初涼しかったのに、中旬あたりからまた暑くなったりして。 けど、朝夜は寒いくらい。 最後の京都の冬が近づいてきた。 ①川村元気(2016)『理系に学ぶ。』ダイヤモンド社 川村元気、映画化もされた『世界から猫が消えたなら』の作者。 それくらい…
とうに過ぎ去ってしまった8月。 蝉じゃなくて、鈴虫?が鳴くような季節になった。涼しい。 ①森田真生(2015)『数学する身体』新潮社 赤い絵の具と青い絵の具を混ぜると、毎回違った紫になるし、晴れの日の朝のオレンジジュースは、毎回少しずつ甘さが違うの…
7月読書録 ①ピエール・バイヤール著、大浦康介訳(2008)『読んでいない本について堂々と語る方法』筑摩書房 うさんくさい書名だけど、著者はパリ第八大学の教授で、精神分析家。 そいえば、フランスって精神分析が一般的らしい。 日本じゃ、どこにいるのか…
2か月くらい前に読んだ本、『読んでいない本について堂々と語る方法』。 うちの某教授が猛プッシュしていたので読んだ。 ***** 「読書」をめぐる暗黙の三つの規範(pp.5-6) ①読書義務―神聖化 ②通読義務―飛ばし読み×流し読み× ③本について語ること―読ん…
一次試験が終わってから、早起きの習慣が崩れかかっている。 早寝はしているんだけどね。 100円朝食も、無理して行かんでもいいか、と思って2度寝3度寝。 もともと?ろんぐすりーぱーなので。 9時間くらい寝ないと、布団から出る気がしない。 それに加えて…
6月は、4回日曜があるうちの3回は試験があって、1記事しか更新してない。 でも、ちゃっかり本は4冊読んじゃってるんだよね。わけわからん……。 直前になると急にやる気なくなる症で、大学受験の時も2月が本番だってんのに、勉強せずにネットサーフィンしたり…
3日前くらいに、タワレコオンラインで注文した「Waltz on Life Line」(9mm Parabellum Bullet)と「ヨアケマエ」(パスピエ)のCDが、今朝近くのセブンに届いて、夕方引き取りに行ってきた。 ミリさん! 3年ぶりのアルバム! 待ってました! 最近のバンドは…
2月と3月の読書録。 ①仲正昌樹(2015)『ハイデガー入門 -「存在と時間」を読む』講談社現代新書 ハイデガーの主著『存在と時間』をかみ砕いて説明してくれているけど、私にはさっぱり。 分かったような、分からないような。 ②日野啓三・開高健(2015)『日…
去年の秋くらいに紹介された『アイヴァンホー』の上下巻をやっと読み終えた。 ざっと3か月半。 上巻なんてすでにほとんど頭から抜け落ちてしまっているけど、なんとか書こうと思う。 武勇並びなき騎士アイヴァンホーとロウィーナ姫とのロマンスを中心に、獅…
やっと、1月の読書録まとめる気になった。①ウォルター・スコット、菊池武一 訳 (1964)『アイヴァンホー(上)』岩波文庫②東浩紀 編(2015)『ゲンロン』1今月、テストとかレポートに追われてたから、ほとんど読めていない。『アイヴァンホー』は、下巻読ん…
レポート(とテスト勉強)に追われているけど、寝る前30分は、読書するようにしている。 文化的生活は、死守したいって言ったら高尚だけど、現実はただの逃避。 ぎりぎりまでやらない。 ほんと変わらない。 12月分の、読書録。 ①伊藤比呂美・福永武彦・町田…
今更なんだけど、ゼミでの発表も終わったので、11月分の、読書録。 ①土岐健治(2015)『死海写本「最古の聖書」を読む』講談社学術文庫 カタカナコユウメイシ苦手人には、手に負えない。 するすると、頭から零れていく。 ②ジェイムス・ジョイス 著、丸谷才一…
1. アイルランド貧民の子が両親や国の重荷となるを防ぎ、公共の益となるためのささやかな提案(A Modest Proposal:For Preventing the Children of poor People in Ireland, from being a Burden to their Parents or Country;and for making them beneficia…
上野 隅田川を渡れば浅草・上野があった幼少期には、よく父親や祖父母が連れて行ってくれていた。 なぜか母親とは行った記憶があんまりないんだけど。 上野はほんとよく連れて行ってもらったと思う。 国立科学博物館。 ここがほんとに好きだった。 ことある…
10月の読書録。①大澤真幸(2015)『〈世界史〉の哲学 イスラーム篇』講談社一応、シリーズものらしく、すでに「古代篇」「中世篇」「東洋篇」が刊行済み。けれども、どこから読み始めても問題はなく、私も「イスラーム篇」から入った。いきなり「イスラーム…
横光利一の作品に『機械』という小説がある。 1930(昭和5)年に『改造』に発表された、原稿用紙にしてたったの50枚ほどの小説である。 原稿用紙50枚なら、普通なら1時間もあれば読み終わる。 私も1時間ほどで読み終わった。 しかし、この原稿用紙にしてたっ…
3回生にもなると暇なときってほんとないなと思う。 4月入ってから、ゼミでの踏査2回とその報告が2回、それだけで1か月はつぶれた。 GW一瞬だけ休んだけど、明けてからは就職ガイダンスだったり、インターンシップガイダンスがあったりして。 今度は、ゼミ旅…
人皆罪を犯したるが故に死総ての上に及べるなり。 ロマ書五の十二 というエピグラフから始まる、 深淵/福永武彦(日本文学全集17)を読んだ。 この小説は、放火の罪を犯した男と、カトリック信者の女による交互の独白で構成されている。 まずは女の独白から…
中上健次/鳳仙花(日本文学全集23) を読んだ。初めての中上健次。 望まれぬ子として生を享けた美しき少女フサは、十五の春に運命の地へと旅立つ という帯の紹介。 中上三部作――『岬』『枯木灘』『地の果て 至上の時』の前史に当たるよう。 この三部作はまだ…