水面をきるカモメ
2018年3月、読書録。
①津崎良典2018『デカルトの憂鬱 マイナスの感情を確実に乗り越える方法』扶桑社
デカルトの入門書。
21この動詞とデカルトを結びつけ、その哲学を示す少し異色な本。
表紙が素敵。
②三浦俊彦2018『エンドレスエイトの驚愕 ハルヒ@人間原理を考える』春秋社
あの伝説の「エンドレスエイト」に、がちがちの哲学、分析哲学をぶつけたらどうなるのかという本。
エンドレスエイトの解釈が、ハルヒ全体の物語構造へとつながっていき、最終的に人間原理に跳躍していくのって、もうわけわかんねぇなって感じ。
試験が終わったらもう一回読む。
③倉下忠憲2013『ソーシャル時代のハイブリッド読書術』シーアンドアール研究所
デジタルツール使う「術」って廃り流行りがあるので好きになれない。
個人的には、ノートとペンで物理的に量を増やしていきたい。
④高田明典2009『難解な本を読む技術』光文社
ということでこの本。
こちらはわりとノートとペンで読書ノートをとるという方法を前提にしていると思う。
最後の附録に、有名な哲学者の解説が載っているのだけれど、ラカン先生だけ本気すぎ……!
⑤井上浩一2012『私もできる西洋史研究―仮想大学に学ぶ―』和泉書院
再読。
これを読むと研究おもしろそうだなと感じてしまう。
そして1回生のころから、ちゃんと論文とか学術書を読んで卒論を書くんだったと反省してしまう。
再読。
読書ノートに時間をかけ過ぎない。
参考はレーニンノート。
radioときみ
2018年2月、読書録。
①ユヴァル・ノア・ハラリ 著、柴田裕之 訳2016『サピエンス全史(下)――文明の構造と人類の幸福』河出書房新社
上巻の方がのめり込むように読んでいた。
宗教の部分がよく飲み込めなかった感。
②M.J.アドラー、C.V.ドーレン 著、外山滋比古 訳1997『本を読む本』講談社
再読。
pp.15
現代のマス・メディアそのものが、自分の頭でものを考えなくてもよいという仕掛けにできている 。
pp.147
自分の判断を下さない人間は、本当の意味で、学びえない。
③佐藤優2015『知の教室 教養は最強の武器である』文藝春秋
佐藤氏が書いた小論・エッセー?・はたまた著名人との対談活字まで掲載されている。
縦横無尽に「知」を駆け巡る濃厚な一冊。